サッカー、人事、キャリアの事

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(ヴィッセル×仕事ネタ) 集中力って

今日も2-2ドローのヴィッセルさん。

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我らが孝行監督は

 

(前略)ただ、失点が本当に軽すぎる。2失点とも。それで自分たちを苦しめているところは、本当に全員で改善しなきゃいけないと思います。

 

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と言ってます。

わたしには戦術的なことはわかりませんが、良く安い失点癖とともに語られることが多い集中力について考察して見たいとおもいます。

 

とはいえ、筆者も困りました。

 

集中力って何か?と問われるとたしかによくわからない。ヴィッセルに欠けているかもしれない集中力を高める方法もよくわからない。

 

調べていくと集中力の定義自体はわりかし人によって曖昧なので、集中しろ!と言われても人によって取る行動は異なるようです。ある人は声をだし、ある人はダッシュをする。

 

ちなみにフランスサッカー協会の指導教本にこんな一節があります。「選手に対して『集中』という言葉を使うのであれば、指導者は集中とは何かを知らなければいけない」(引用 コーチユナイテッドHPより)

 

一方で集中力は定義できにくくても、みな人生の中で何かしら集中していた経験はあるので、人間は集中とは何かを体験的に知ることができます。例えばテレビを見ている時に、周りの声が聞こえなくなった。ゴールを守るために自分が埋めるべきスペースに気をつけていたら45分はあっという間だったetc。みな経験したことがあるような事です。

 

そこから考えると、集中している状態は1つのことに意識を向けている状態と言えるのかもしれません。

 

さてヴィッセルさん。ヴィッセル自体は様々な原因で失点を繰り返していますが、1つのことにチーム全体が意識を向けられてないのかもしれませんね。バルサ型サッカー、つなぐ、個性の強い選手、相手の情報、という意識すべき事がたくさんある中でその意思統一がまだまだバラバラなのかも知れませんね。もちろん個々の選手が集中してないとはおもいませんが、ある人はDFに意識が向き、ある人はパスに意識が向き、ある人は相手に意識が向き、となるとチームとしての集中力の総和が落ちてるような気もします。

 

実戦3試合目、メンバーも変わり、という中で無理もない気もする一方で、このへんが強豪で居続けられるチームとそうでは無いチームの違いなのかもしれません。意思統一の難しさはありますが、サッカー脳が高いとこれまで言われてきた孝行監督に期待したいものです。

孝行監督がネルシーニョから監督を引き継いだ時就任後一週後のマリノス戦までにDFを意識させて改善をした、という事が出来た監督ですから、きっと大丈夫、、な、はず、、。

 

 

 

 

 

 

 

(ヴィッセル)ルヴァン vs長崎

2-2 引き分けー。

 

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ポルディ頼みのクソサッカーと言われても、札束でぶん殴るスタイルと言われても0-2から2-2にしたポルディはお見事。

ただ、安い失点癖は治らず。就任後まず守備を立て直したと言っていた吉田孝行監督のコメントが虚しく聞こえます。アーセナルのMr.ヴェンゲルといい、吉田孝行監督といい、、

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まぁ、無理やりポジると

1) 0-2→2-2ってなかなか昔は追いつけなかった気がする。追いつける雰囲気を作れてるのはポジティブに捉えられるかと。

 

2)ルヴァンとはいえポルディ18シーズン初ゴール

3)ルーキー郷家、キーパー前川デビュー

 

4)ケンタトクシゲはいいキーパーやから、うん。だから2点しか入らなかったのよ。なんでうち相手だとキーパーが当たるのか、、。

 

5)本職を使えばSBは落ち着きますね。ただシュンキもティーラトンも連携とか試合勘みたいなのがイマイチな感じがしました。シュンキは去年の怪我以降精彩を欠くプレーもありますが試合をこなせば上がって来るでしょう(願望)

 

とりあえずシーズン3試合終わりましたが、現状ヴィッセルの課題は連携、練度、約束事の浸透かな、と思います。絶望感を感じるほど悪くはないがなんかズレてる感じ、というのが個人的な所感です。あと去年シーズンから勝ててない事も心配です。1つ勝てば楽になる気がします。サッカーは見るだけですが、3試合終わってのベスメンはこんな感じなんですかね。

松下→三田 三田→小川 は見たいですが、、。

あと変な言い方ですが、今日のスタメンと清水戦のスタメンのプレーの質を見て孝行監督の序列のつけ方はそんなに間違ってない気はします。そう考えると、守備の安定感なんですかね。DFは和、那須、渡部、藤谷の4枚、ボランチはウヨン軸に藤田、松下で固めるのがいいのかな。。春はもうスグだといいんですが。

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早くも次は正念場仙台戦。

1勝1敗1分の五分に戻せるか、、。

 

追記 ガンバやセレッソをDisるのは良くないと思いつつ、ガンバの惨敗にうちより酷いとこがある、と今はこころ癒されてます。

クルピだからシーズン後半は強そうだけど。

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(ヴィッセル×人事ネタ) 求心力を持つには

Twitter上でヴィッセルの開幕戦のゴール裏のコレオグラフィーの件が揉めています。実際に描画した画像がゴール裏団体のエンブレムであるターゲットマークだったことが原因です。

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 で、人事としてはただただ不満を抱くのではなくなぜこんな事になったのかを組織運営から見てみたいと思います。(なお、不満はあれど彼らの情熱には敬意を持ってます。平日、Away、しかもルヴァンの予選の三ツ沢にもいる彼らを見たらやり方に不満はあれどその気持ちはすごいと思ってます)

 

ゴール裏を1つの組織だとみたときに、組織の共通するミッションや価値観はなんなのでしょうか?例えば浦和やガンバであれば勝利すること、柏であれば柏から世界へ、というフレーズが出てきます。

 

さて、ヴィッセル 神戸はなんでしょうか。

 

まだ強豪と言えるクラブほど共通するミッションや価値観は無いように思います。残留争いをするシーズンも多く、勝つために自分たちの存在意義があると感じている人は少ないのではないでしょうか。

 

一方でゴール裏民だけではなくクラブ、サポーターがスタジアムに行くたびに声にしている、耳にしているフレーズあります。

 

それは「トモニ」というフレーズです。神戸賛歌の歌詞にもあります。数年前まではトモニイコウがクラブスローガンでした。そして今は一致団結がクラブスローガンです。また、シーズン初めには「絆」と書かれた横断幕に寄せ書きをします。

ここから推測するに神戸サポーターは勝利と同じくらいトモニ、絆、一致団結という価値観を強く持つ人が多いのかもしれません。

 

そんな価値観を持つサポーターに対して特定の人間たちが、リーダー達が一致団結をしていない振る舞いをしたらどうでしょうか。クラブ、選手、サポーターが一致団結をしたいと思っているのに、振る舞いをしていたら求心力が生まれるでしょうか。

 

きっと双方に言い分はあるんだと思います。勝つためには応援が力になる、そのためには手を上げ、声を出し、力強くといっても協力しない地蔵サポとは団体の方も一致団結できないって思うでしょう。しかも、会社と違って命令もできないし大変です。今回の件も、必死に準備をしカッコいい意匠で選手を盛り上げようという気持ちからだと思います。(本当に団体のマークを意匠にしようとしてるならそれを許したクラブに?ですし)

 

ただ、クラブやサポーターが大事にする価値観が一致団結、トモニイコウである以上応援を率いるリーダー達がその価値観を体現しないかぎり溝は埋まらないのではと考えるわけです。会社に例えると、今の状況は社長が、部下のの奴らはわかってくれない、周りの優秀なやつらとだけやるわ、みたいな状況です。会社なら一人の天才がいれば売り上げは経ちますが、ゴール裏では一人で10人分の声は出せません。

 

いろんなやり方があると思いますが、まずは自分達の考えてることや意図をコミュニケーション、発信すること、批判する人の声を聞くことから始めるのがいいのではないでしょうか。

例えばコレオやクラブが真紅に染めようってやってるときには一体化できるようにユニ着るとかポンチョ着るとか。自分達も仲間だよ、と分かりやすく見せるだけでも変わる気がします。

 

ちなみにツイッターに、下記のような事を書きました。団体さんがゴール裏を仲間と思うのか、自分の周囲を仲間と思うのか、どちらかでアクションはかわると思います。自分達が仲間と思ってない人から仲間と思ってもらおうってのは虫がいい話ですよね。

https://mobile.twitter.com/ippeirelax/status/970217811757842433

 

長くなりましたが、この辺で。

水曜日はルヴァン!長崎!トクシゲケンタ!

 

※追記 ツイッターを見ていたら前リード団体末期もこんな感じで、現リード団体も最初は一緒にやろうって感じだったとの事。協調から先鋭化になぜ変わっていくのかも興味深いです。変わらない周囲、変わらないヴィッセルに嫌気がさして中に閉じて行くのか、、。

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追記2 クラブ、団体ともにリリース出しましたね。クラブがノーチェックだったというのはありえないですね。万が一差別、暴力を助長するような意匠だったら即無観客試合&クラブの信用失墜でしたよ。まぁ、それくらいいい意味でも悪い意味でもクラブと団体が近いんでしょうね。

あと、団体がリリースを出した事自体は良い事だと思いますが、書き方が残念というか。謝りたいのか説明したいのか目的がはっきりしない文章だし。あとは起こった事象に対しての改善策が具体的ではないんですよね。

 

団体のリリースに書かれていることと現状を整理すると

 

背景:ターゲットマークは#1を狙う意味で描いた

 

やったこと:

ターゲットマークをコレオにした。

意匠の影響もあってターゲットマークが目立つ形になった。

 

結果、現状

そもそもターゲットマークの意味を知らない人多数。何がしたかったのか見た人も?

 

意匠が団体のロゴに近似していたため、これまでの水かけや発言もあいまり、団体そのものの姿勢を疑うようなツイートが多数なされる。

 

クラブがしなくていいリリースを出す。

 

やること

これからはコレオの意匠はよく考えます。

これからもよろしく!

 

でははぁ、となりますよね。

具体性のない謝罪や弁明ほど薬にも毒にもならないし、あー言っただけなんだな、と本人が意図しなくても感じさせてしまいますね。

 

追記 ルヴァン長崎戦で団体さんが説明と謝罪をしたとのこと。良かった。次はカッコいいコレオやりましょうね

 

 

(ヴィッセル)vs清水 ホーム開幕戦

結果 2-4 負けー

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ヴィッセルが、なぜセンターバックを補強しなかったのかと他サポから全力で煽られるのが目に見えます、が、四失点という結果ほど悲観的にはならず。

 

良かった点としてはボールをつなぐサッカーという目指す方向を考えるとそんなに悲惨さは無く、橋本、チョンウヨン、松下、ポドルスキ、TJの連携は良かったし、点も取れた。

 

いかんのは

1)ケイジローサイドバック+伊野波CBのユニットでしたね。伊野波のせいなのか、本職ではないケイジローを気にしすぎたのか右サイドがサンドバッグ状態でした。そりゃ左の松原、石毛で崩して右の金子やらルーキーやらが決めるわな、と。ケージローでは無くシュンキか藤谷だったら4点は無かった。。もしケージローを本当にサイドバック魔改造するならCB補強しないと崩壊するし、スクランブル以外でケージローにSBをスタートからさせなくても、、とは思いますわ。

 

2)監督の采配。2-2になったところでゲームとDFを落ち着かせて、それから3点目を狙いに行くって言うchange of paceができてりゃなー、と。小川とハーフナーの交代も小川→シュンキ、TJ  outで、松下をSBにして、三田をボランチ、三田のところにカズマで良かったんじゃないかしら、と。明らかに交代してからの方が手詰まりでしたね。

 

3)ミスが多すぎ。4失点のうち2失点はミスがらみ。伊野波もウヨンもやっちゃいけないやつでしたね。

 

これで、2試合で1分1敗。過去3年を見ると2015シーズンと一緒。2016シーズンは1勝1敗、2017シーズンは2連勝。ネルシーニョ監督1シーズン目の2015シーズンは4試合目で初勝利でした。

 

閑話休題

 

今日ノエビアスタジアムの煽りVの中に 変わるって言葉があって。変わるってそんなにうまくいかないんですよ。今までのやり方を壊すこと、うまくいってることを変えるのもそうだし、うまくいってないことなら余計に。立ち戻れるところがないのに変えてもっと酷くなったら、と。

ヴィッセルも同じなのかもしれないです。

中位という微妙な位置。

成功してない。

タイトル、アジアのためには変わることが求められる。でも、本当にうまく行くのか。

堅守速攻、ポルディ頼みのサッカーなら残留はできただろうけど、バルサみたいなボールを握るサッカーに変わろうとしてうまくいかなったら悲惨な結果もありうる。

でも、変わろうとするヴィッセルを応援したいし、きっとシーズンの最後はわらってる、そう思う。

 

変わろうとするヴィッセル 。俺らはいつもチャレンジャー

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