サッカー、人事、キャリアの事

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(サッカーネタ)今回のW杯代表の騒動が奪ったもの

 今回のワールドカップの日本代表をめぐる騒動。何を我々は無くしたのでしょうか。

 

あなたの心です。

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ヤツ=田嶋なんですけどね。

 

忖度ジャパン、電通ジャパン、アディダスジャパン年功序列ジャパンといわれ、長友もご立腹

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ワールドカップまであと数週間なのに、なんでしょうこのバラバラ感。フランス大会から始まったワールドカップ前の高揚感が全くなく、あるのは代表チームに対する不安、不満。選手がこの監督交代を発奮材料に出来れば良かったのですが、壮行試合と位置付けられたガーナ戦に惨敗。いいところはほぼなく、プロフェッショナルことケイスケホンダのできそこないなフリーマンぷりしか印象に残らない有様。

 

何が悲しいかって、以前は日本代表はワールドカップになれば私たち自身だったと思います。まさに他人に人生を乗っけて応援をしていました。少なくともハリルで闘った最終予選まではその空気はあったと思います。

 今はどうでしょう。

 

諦観というか諦めに近い虚しさがあります。

愛情の反対は怒りではなく無関心です。そして惨敗したガーナ戦の後の田嶋、川淵両氏の発言を聞いてさらに嫌な気持ちになりました。

 

ぼくたちの代表は遠くに行ってしまったのです。きっと。

 

 

 

 

(ヴィッセル)vs浦和 既視感?の理由

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待っていたのは最低の結末。

ウェリントンと佐々木のゴールだけを思い出に寝ます。

タイトルに書いた既視感の理由ですが、なんか今シーズンデジャブ感がある、なんだ?と思って去年の星取りと今年の星取りを比べて見ました。右がホーム、左がアウェイです。

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結構一緒なんすね。去年もH清水、A柏、H浦和には負けてます。A G大阪には去年も勝ち。勝敗が改善したのは H C大(負→勝) A 鳥栖 (負→分) で勝ち点は+4。悪くなったのは A仙台 (勝→分)で -2 。整理するとここまで7節で去年と同じ勝敗なら 勝点6 (2勝5敗) 今年は勝ち点8 (2勝2分3敗)。

 

対して変わってない、、、、。

これをどう見るのかは人次第ですが、ただ負け方が酷いというかドローにできた試合を負けてる感があるのが不安です。早めに修正できれば良いのですが。

あとはこれから当たる昇格組とどう出るかですね。去年以上に混戦なだけに油断してるとあっさり降格圏になりそうです。

 

(分析してみた)田嶋会長の会見と分かりやすいエントリーシート

久しぶりのブログ更新のネタがハリルホさんの代表監督解任とは、、。なにが起こるかわからないのがサッカーとは言え、驚きと同時に何故、、という気持ちで一杯です。

 

筆者はどちらかといえばハリルのサッカーは好きではないし、積極的なハリル支持者ではないですが一応公式戦のE1で韓国にボロボロにされたタイミングでも無く、あと二カ月しかないこのタイミングでの解任には疑問しか湧きません。とはいえ、なんか明確な理由でもあるのかと思い昨日の田嶋会長のスピーチを全文見て見ました。

 

ただ見るだけではつまらないので筆者が外資系にいた時に習った、エントリーシートを書く際に自分がなにをやってどんな成果を出したのかをアピールするためのフレームワークに当てはめて分析して見たいと思います。

 

フレームワークといってもシンプルで、Context(背景)、Action(行動)、Result(結果)をわかりやすく書くというものです。(頭文字でCARと言ってました)

結果だけではそれが誰がやったのか、どんなふうにやったのかがわからないですし、背景情報がなければその難易度や妥当性を判断できません。

 

で、昨日の会見。今回はResultはハリルホさんを解任したということは明確です。また、Actionは会見の中でこれまでも技術委員会が選手や監督にヒアリングをし、間に立つべく奮闘していたと田嶋さんは会見で述べています。

(余談ですが、奮闘していたにもかかわらず解任まで追い込んだ技術委員会のトップが次の監督というのもかなりおかしな話ですが)

 

では田嶋さんが語った背景情報を見て見ましょう。解任に至った背景はなにがあるのでしょう。

 

https://search.yahoo.co.jp/amp/www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=38499?mobileapp=1&usqp=mq331AQGCAEYASgB

 

背景に当たりそうなのは下記のような部分です。

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「マリ戦、ウクライナ戦。この試合の期間と後において、選手たちとの信頼関係が多少薄れてきました。」

「最終的にコミュニケーションや信頼関係の問題がマリ戦、ウクライナ戦のあとに出てきてしまいました。」

「ただ、そのコミュニケーションなど、信頼面がだんだん変わってきて、逆転したのがマリ戦、ウクライナ戦だと認識しています。」

「協会との摩擦があったとは思っていません。選手とスタッフの摩擦は少なからずあったかもしれませんが、合宿が終わると、よく会長室に来てくれて話をしてくれました。私もサッカーをやっていた身なので、サッカーに対する考え方はありますけど、サッカーの話は技術委員長やコーチ陣がするべきです。少なからず、選手やコーチとの摩擦はあると思いますが、それを把握した上で今回はそれを超えてしまった」

「皆さんは一部の選手からコミュニケーション不足のことを聞き、そうおっしゃっているのだと思います。一部の選手からそういう意見が出ていたのは把握していますし、全体のところでどうだったのかを把握しながらやっていました」

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背景としては親善試合の勝ち負けというよりも監督、選手間のコミュニケーション、信頼関係、選手とコーチ間に摩擦があったというコメントです。

 

まとめると

C: ハリルホは選手と信頼関係が気付けていなくコミュニケーションに問題がある

A:それを改善すべく技術委員会は奮闘したけど改善されず、選手にヒアリングを再度したりして背景情報に確信を得た。

R:ハリルホを解任した。

 

日本サッカー協会のトップは戦術や勝ち負けではなく信頼関係やコミュニケーションが取れているかが監督の良し悪しゆぬ判断基準と言われてもおかしくないですね。仲良く楽しくやる方が点数が高いし、クビにならない。

教育的な要素が求められる部活動でも無いのに、選手との信頼関係ってそこまで必要なのでしょうか?監督を信じる選手を使う、不信感を抱く選手は使わない、それだけですし、W杯出場という結果が出ている監督を庇うのが協会や技術委員会の仕事だと思いますが、今回の解任劇では一部の選手の側に立ったわけです。

 

正直これなら野球のオールスターみたいに投票で代表選手選んだらと思いますし、好き嫌いは別にしてこんなダメな意思決定をするような日本サッカー協会に振り回されたハリルホさんには同情しかありません。

 

で、次の監督は西野さん。

神戸をクビになりJ2に落とした立役者。

短期決戦の成果はは22年前のアトランタの奇跡。

 

私たちそのものです、と言われた誇り高いサムライブルーは一部の人のオモチャになったのかもしれません。

 

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(ヴィッセル) vsセレッソ

2-0 勝ち!

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文句なんかござんせん。吉田孝行名将。

大槻のプレス、郷家くんのルーキーとは思えない落ち着き、三田&藤田のナイスボランチ、流石ワールドクラス、ポドルスキと良いフレーズが頭の中から出てきます。

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勝ちっていいですね。

 

 

 

(ヴィッセル) vsサガン鳥栖 ルヴァン杯 雑感

2-0 勝ち!

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翌日に福岡の実家で用事があったので会社をフレックスで早退してスタジアムへ。

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20:00 KO、平日のアウェイということもあり神戸のゴール裏もまばらな感じ

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試合内容は、The過密日程中のルヴァン予選リーグと言った試合で

1)双方ともにリーグとは違うメンバーなので連携面ではイマイチ

2)気持ちが入ったプレーや、新戦力のテストと言った観点もあり、それはそれで面白い。

という感じでした。

カズマの個人技と、大槻のこれぞカウンター一発という二発を見られただけでも満足です。

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覆面氏も書いてますが、内容云々もありつつも、0勝が1勝に変わったことはポジティブだと思います。きちんとやるべき事をやって勝てた事は次に繋がる一勝になるでしょうし、選手もホッとしてるのではないかな、なんて思います。

 

あと、収穫は郷家くんのフル出場でしょうか。この試合は鹿島サポを10年以上やってる弟と観に行ったのですが、柴崎岳の出たての頃に似てる印象との事でした。たしかに落ち着きっぷりやサイド、ボランチ、トップ下とできるところ、青森山田出身と被る部分はある気がします。いきなりリーグでフル出場、主力は難しいかもしれないですが、ルヴァンやリーグの交代カードで上手に使って欲しいです。

 

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欲しいなぁ、、。

 

 

 

 

(ヴィッセル) vs仙台 ACLは夢になったのか? 過去5年のデータで見る。

1-1 引き分けー。

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DAZN観戦しながら白目向きそうな後半でしたね。早めにポルディを交代できたら、、マイクをウェリと交代できたら、、ブンちゃんをワタルか松下と交代できたら、、いろんなタラレバはありますが。。あと少し、もう少しで結果が出ると信じて、、今が産みの苦しみであってほしいです。

で、ツイッター上では早くも残留争いー、監督解任ー、とネガティブなワードが流れておりますが、今の状況からACL圏内は行けないのか、すこーし過去5年の1-4位の第5節までの勝点、勝敗を調べてみました。浅い調べ方ですみません笑。

 

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2017
川崎 3勝1分1敗 勝点10
鹿島 4勝1敗 勝点12
セレッソ 2勝2分1敗 勝点8
柏 2勝3敗 勝点6
平均勝点 9.0

2016
鹿島 3勝1分1敗 勝点10
川崎 3勝2分 勝点8
浦和 4勝1敗 勝点12
ガンバ 2勝3敗 勝点6
平均勝点 9.0

2015
広島 2勝1分2敗 勝点7
浦和 3勝2分 勝点8
ガンバ 3勝1分1敗 勝点10
瓦斯 3勝2分 勝点11
平均勝点 9.0

2014 (W杯イヤーの変則日程)
ガンバ 1勝2分2敗 勝点5
浦和 2勝1分2敗 勝点7
鹿島 4勝1敗 勝点12
柏 1勝3分1敗 勝点6
平均勝点 7.5

2013
広島 2勝1分2敗 勝点7
横浜 5勝 勝点15
川崎 3分2敗 勝点3
セレッソ 3勝1分1敗 勝点10
平均勝点 8.75

 

最小 3 最大 15

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並べてみた感覚的には

1)5節終了時点で0〜1勝はかなり厳しい印象。過去5年では2013シーズンの川崎、2014シーズンの柏、ガンバのみ。

2) 2勝は結構ある。2013シーズン広島、2014シーズン浦和、2015シーズン広島、2016シーズンガンバ、2017シーズンセレッソ、柏の計6チーム

3) 0〜2勝のチームで9チーム(20チーム中)=45%。多くもないし、全くノーチャンスでもない数。

 

となると今の孝行監督の置かれた状況は、

リーグセレッソ、柏に勝つ

→2勝2分1敗

まだまだ可能性あり。

 

リーグセレッソ、柏どちらかに勝つ

→1勝3分1敗、あるいは1勝2分2敗 

かなり厳しい

 

リーグセレッソ、柏どちらにも勝てない

→4分1敗、3分2敗、2分3敗

ようこそ残留争い!

 

ちなみに確か5試合で勝点5が残留のバロメーターと聞いた記憶があります。そこから考えると3月の2試合はかなりの山場になります。相手は去年一度も勝てなかったセレッソに、最近ずーっと勝ててない柏。

 

ポジりたいけど、ネガる人の気持ちもわかるデータですね。そう考えると今日の失点は痛い。。あとで高くつかなきゃいいですが。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ヴィッセル)孝行監督=気持ちバカなのか

今日もヴィッセルネタです。Twitterを見ているとある方が、吉田孝行は精神論しか言わない、日露戦争の乃木将軍と同じで優秀な選手がいても黒星を重ねてしまう(だから解任するなりした方がいい、という意図かと思います)

 

たしかにそんなイメージがありますが本当にそうなのでしょうか?気になったのですこーーし調べてみました。もちろん統計学的には有効な数字ではないですし、そもそも同じ展開の試合は二つと無いので、比較自体は無意味といえば無意味ですが、一方で個人的にも並べたことは無かったので。

比較対象は相手の良いところを消す、策士ネルシーニョ前監督です。

比較方法は比較的気持ちのせいにしやすい敗戦時のホームページに記載される試合後監督コメントとしました。実際には練習場でのコーチングこそが愚将か有能な将かを判断する材料なのだと思いますが、一般サポが知る事ができる材料はパブリックになったものしかないため、一旦これを正とします。

また、質疑については質問内容によって変わるためここでは対象外にしました。

 

まずはネルシーニョから

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そして孝行監督

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あくまで個人的な印象ですが、孝行監督もネルシーニョ前監督もよく読むと言っている内容自体はそんなに変わらんというか極端に孝行監督が精神論しか言わないという印象は受けなかった一方で、孝行監督の方が感情をストレートに言う人である事、精神論だけではないですがネルシーニョよりも気持ちを大事にする監督なのかもしれませんね。

この辺は両監督の座右の銘にも現れています。ネルシーニョがVitoria(勝利)だったのに対し、孝行監督はRespect each other(互いを認め合う)という言葉です。結果から団結を産むのか、団結から結果を産むのかというアプローチの違いも感じます。

 

最もプロクラブの監督なので結果が出なけりゃある程度叩かれる、不安視されるのは当然です。精神論にしても結果が出てればやっぱり気持ち大事、熱い監督となるでしょうし、出てなきゃ精神論で脳筋みたいに言われるでしょう。

 

ここ最近の孝行監督へのネガティブはやっぱり昨シーズンから勝ててない事、勝ち筋がまだぼんやりしてることなんですよね。昨シーズンからの継続が故に、結果を出すのが先か首が先かという状況になりつつありながらも、監督としての経験は未知数、過去の成果も無いという状況です。早く一勝して、連勝してサポを安心させてほしいものです。

 

ちなみに最初にツイッターの人が言っていた乃木将軍ですが、確かに日露戦争の際に最大級の激戦となった旅順要塞の攻略時に多数の死者を出した事も知られています。

一方で乃木将軍がイマイチだったのは、精神論でだけで全てを片付けようとした訳ではなく

1)敵の要塞を軽く見て一気に攻めなかった事、2)ロシア軍が要塞の守りを固くした後に戦力を小出しにしてぶつけるという戦略上やってはならない事をやった事

3)自分の参謀の言う事を信じすぎ柔軟な用兵、戦略の転換がうまくできなかった事ではないか、と言われています。

(この辺は司馬遼太郎坂の上の雲などでも描写されています。)

 

もし精神論の権化としての例を使うならインパール作戦の牟多口将軍とその作戦失敗くらいが適切な例ではないでしょうか。

 

明日はベガルタ仙台戦ですね。三田くんの恩返し弾が見たいです。三田くん獲得時には騒ぎになった訳ですが、ベガルタサポが三連勝で溜飲下げるのか、ヴィッセルサポが三田くん来てよかったやろ、となるのか。。